縮管加工鋼管
ECS-DJ
エヌ・エクス・パイル工法
GBRC性能証明 第25-12号

鋼材使用量を最適化する
エコなソリューション
杭設計においては、柱から伝達される常時荷重や地震時の水平力などの設計外力に対して、杭の応力が使用材料の許容応力度を超えないよう設計する必要があります。特に支持層が深い場合や地盤強度が低い場合は、鉛直抵抗力と水平抵抗力のバランスを取った最適設計が困難でした。その結果、杭径を不必要に大きくすることで設計条件を満たすことが多く、材料費や工期の増加につながる課題がありました。
ECS-DJは、杭頭拡頭杭、拡底杭など多様な設計に対応可能です。杭頭拡頭杭では杭頭付近の杭径を大きくすることで、地震時の水平抵抗力を向上することが可能になります。拡底杭では細管部を杭径の最大130倍まで適用可能とすることで鋼材量の削減効果が期待でき、ECS-DJの導入により最適な設計提案が可能となります。
専用金型による冷間プレス成型
類似製品では、細径鋼管を太径鋼管に拡管するため、材厚が薄くなる傾向があります。一方、ECS-DJは太径鋼管から細径鋼管に縮管加工することで材厚を増厚でき、変断面部は原管材厚以上を確保しています。また、他社製品は溶接で接合するのに対し、ECS-DJは冷間プレス加工による一体成型のため応力集中が生じず、テーパー部は安定した品質とスムーズな応力伝達が可能になりました。


ECS-DJはヨシモトポール株式会社との共同開発です。
特許取得済:第7449017号(ヨシモトポール株式会社)
特許申請中(ヨシモトポール株式会社・株式会社三誠)
How To Use



縮管加工後

施工の様子

接合部
Specs & Download
ECS-DJの形状および寸法記号


| 呼称 | 原菅径 Dp1 (mm) | 原菅 厚さ t1 (mm) | 原菅の 径厚比 ※1 | 縮菅径 Dp2 (mm) | 縮菅 厚さ t2 (mm) | 縮菅の 径厚比 ※2 | 縮菅率 (%)※3 | テーパー管 長さ L2 (mm) | 縮管 長さ L3 (mm) | テーパー管 角度 θ (° (R)) |
| 318Y | 318.5 | 12.7 | 25.1 | 216.3 | 12.7 | 17.0 | 32.1 | 303 | 83 | 9.5 (1/6) |
| 318X | 267.4 | 12.7 | 21.1 | 16.0 | 300 | 79 | 4.8 (1/12) | |||
| 355Z | 318.5 | 12.7 | 28.0 | 267.4 | 12.7 | 21.1 | 24.8 | 258 | 116 | 9.5 (1/6) |
| 355X | 318.5 | 12.7 | 25.1 | 10.4 | 168 | 113 | 5.9 (1/9.6) | |||
| 406Z | 318.5 | 12.7 | 32.0 | 267.4 | 12.7 | 21.1 | 34.2 | 411 | 116 | 9.5 (1/6) |
| 406X | 318.5 | 12.7 | 25.1 | 21.6 | 412 | 113 | 5.9 (1/9.6) |
※1 原管の径厚比 = Dp1/t1
※2 縮管の径厚比 = Dp2/t2
※3 縮管率 = (Dp1 – Dp2)/Dp1×100(%)
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