無溶接継手
メカニカルジョイント

ECS-MJ

エクス・エムジェイ工法

GBRC 性能証明 第19-07号 改1 meine antwort

短工期と高精度を同時に実現する
中径杭に対応した無溶接継手

ECS-MJは、「簡単に短工期かつ高品質な施工を可能にする無溶接継手をより広い建物に適応できないか」というシンプルな問いから開発が始まりました。姉妹製品であるECS-PJのナレッジを基礎としてECS-MJの開発は進み、その結果ECS-MJ特有のシンプルで合理的なデザインに辿り着きました。現場ではごくシンプルな手順で組み立てるだけで、工場出荷時の製品精度を維持したまま高い品質で施工が可能な上、杭継手施工時間を大幅に短縮することが可能です。


POINT 1中径杭で無溶接継手が可能に

ECS-MJは、無溶接継手「ECS-PJ」より大きな杭径(軸径D=216.3mm-508.0mm)まで使用できるように設計されており、無溶接継手の可能性をさらに広げるものと確信しています。

より小径杭に対応した無溶接継手はこちら


POINT 2 溶接時間が90パーセント短縮可能

ECS-MJは、現場溶接に比べ大きく溶接時間を短縮できるため、中径杭以上の比較的溶接に時間がかかる工事で求められてきましたが、実際には小径杭までしか対応していませんでした。ECS-MJはそういった現場や設計上の要求に応え、中径杭にいち早く対応しました。現場溶接との時間比較表では、ECS-MJを使用することにより90%近くも溶接時間が短縮できることがわかります。


How To Use

製造から現場施工までのプロセスを徹底的にデザインして、シンプルな機構を実現。外継手および内継手を鋼管杭の端部にそれぞれ工場溶接し、現場では継手同士をはめ込んでピンとねじで固定するだけです。


Specs & Download

適用範囲

MJ継手を有する鉄管杭の適用範囲は、以下のとおりとする。
(1)適用する建築物の規模は、各階の床面積の合計が500,000㎡以下の建築物とする。

(2)圧縮・ねじり・曲げおよび引張が作用する場合でも継手性能範囲の設計をした場合は使用できることとする。

(3)MJ継手を有する鋼管杭の施工は、圧入、回転圧入もしくは回転貫入によることとする。

MJ継手を有する鋼管杭の仕様

(1)鋼管の材質

本工法を採用できる鋼管の材質は、以下のとおりとする。

・JIS G 3444 一般構造用炭素鋼鋼管(STK400, STK490)

・ただし、指定建築材料で基準強度が325N/mm2以下の鋼管も使用できる。

(2)鋼管の寸法

本工法を採用できる鋼管の寸法と断面性能を下表に示す。

外径
D
(mm)
厚さ
t
(mm)
単位質量
W
(kg/m)
断面積
A
(m㎡)
断面2次
モーメント
I
(c㎡)
断面係数
Z
(c㎥)
材料と適用可否
STK400STK490
216.3
NEW
最小8.242.153.612910269
最大12.763.881.234230391
267.4最小8.051.265.195490411
最大12.779.8101.608260618
318.5最小6.953.067.558200515
最大12.795.8122.0014300897
355.6最小9.581.1103.3015500871
最大12.7107.0136.80201001130
406.4最小9.593.0118.50233001150
最大12.7123.0157.10305001500
457.2 ※1
NEW
最小9.5105.0133.60335001470
最大12.7139.0177.30438001920
508.0
NEW
最小9.5117.0148.80462001820
最大12.7155.0197.60606002390

ここで、●は適用範囲内であることを示す。継手位置で杭の肉厚・材質が変わる場合は杭耐力の小さい方に合わせて継手の適用可否を判断する。

※1は特注品となりますので、事前にご相談ください。

※上表は、MJ工法の建築技術性能証明上の適用範囲を全て示したものであり、標準タイプについては、G-ECS PILE(N-ECS PILE)技術資料を参照のこと。

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